最近,ロープロファイルヒートスプレッダ搭載と言うメモリを見かける事が多くなったと思います.
メモリには,ピン数等の形状(規格)の違いだけでなく,速さ(クロック)・遅延(レイテンシー)の違いがありますが,最近は,カラーバリエーションやヒートスプレッダの有無によって,非常に多彩なメモリが存在します.
今回,ピックアップするのは,このヒートスプレッダについてです.
通常,メモリソケットは,CPUソケットの隣に配置されています.
CPUクーラーの寸法が大きいと,メモリソケットの場所までせり出す事になります.
この時,メモリのヒートスプレッダが大きいと,CPUクーラーとの物理干渉を起こします.
でも,メモリも熱を持つパーツの一つ.少しでも冷却の助けになるなら,ヒートスプレッダの存在は意味のあるものとなります.
そこで登場したのが,ロープロファイルヒートスプレッダ搭載のメモリ.
これまでより高さの低いヒートスプレッダで,ヒートスプレッダが無いメモリとも近い寸法となっております.
※メモリモジュールその物の高さが低いロープロファイルメモリではなく,ロープロファイルヒートスプレッダ搭載のメモリです.
下記の写真が取り付け例です.サードパーティー製のCPUクーラーは,結構,大きな物が多く,この写真の位置までせり出しています.
少し分かり難いですが,別の構成でもう少し近づいてみた写真がこちらです.ヒートスプレッダ付きでも,メモリモジュールの基盤とほとんど同じ高さですので,問題無く取り付け可能です.大きなヒートスプレッダ付きのメモリでは,取り付け出来ない事は分かって頂けると思います.
このように,最近,見かける事の多くなったロープロファイルヒートスプレッダ搭載のメモリ!オススメです.
例えば,コルセア製のメモリであれば,「CML~」で始まる商品名のメモリや,A-DATA製のメモリであれば「AX~」で始まる商品名のメモリが該当します.
ちなみに,通常のINTELのCPU(リテールBOX品)に付属しているリテールクーラーだと,この写真になります.メモリのヒートスプレッダが大きくても気にしなく大丈夫です.
※リテールBOX品でもCPUクーラーの付属しないシリーズのCPUもございます.
ロープロファイルヒートスプレッダメモリについて